Vビームとは、顔の赤み・赤ら顔・毛細血管拡張症に使用するレーザーで、保険診療での肌の赤みの治療でも使用できるレーザーです。

一般的なレーザーは黒色のメラニンに反応しますが、Vビームレーザーは赤色の色素に反応するのが特長。そのため、血液中のヘモグロビン(赤血球)に反応し、赤アザや赤ら顔の治療に効果が期待できます。

肌の赤みレーザー治療「Vビーム(Vbeam)」とは?

Vビームの特徴

  • Vビームは厚生労働省が認可した色素レーザーという種類の医療機器で、肌の赤みの治療に使われています。当院では2024年1月より、最新機種Vビーム2(ホワイト)という機種を使用しています。
  • Vビームのレーザーを照射すると、血液中のヘモグロビンに反応して血管が破壊されます。そのため毛細血管の拡張や増殖が原因でとなる肌に赤みに効果が期待できます。ニキビ跡の赤みを改善する治療にも向いています。
  • 複数回うけていただくことで、治療ごとに、より改善が実感できます。

vビームの治療効果について

Vビームではこんな治療効果が見込めます

  • 赤ら顔:頬や鼻の赤みの原因である毛細血管拡張を改善します。
  • ニキビ跡の赤み:ニキビの炎症が強いと、赤みがいつまでも残り続けるが、改善させます。
  • 傷跡やケロイド:赤みを軽減させ、目立たなくさせます。
  • 小じわ:肌の真皮層に熱エネルギーを入れることで、肌のハリや弾力感をアップさせます。
  • 老人性血管腫:全身にできる小さな赤いできものを治療するのに優れています。

Vビームが得意とする症状

①ニキビ跡の長く続く赤み
②鼻横の毛細血管拡張
③頬の赤み・赤ら顔(毛細血管拡張)

治療イメージ

①ニキビ跡の長く続く赤み

治療に必要な回数:3−5回
副作用・リスク:照射後に赤みや色素沈着が生じることがありますが、徐々に消えます。

③頬の赤み・赤ら顔(毛細血管拡張)

治療に必要な回数:3−5回
副作用・リスク:照射後に赤みや色素沈着が生じることがありますが、徐々に消えます。

料金表

Vビーム施術に関しては、保険診療・自費診療ともに対応しております。
症状と範囲により医師が診察の上、ご提案いたします。

Vビーム施術(保険適用の場合)

照射面積(㎠/負担割合)3割負担の場合1割負担の場合
10㎠6,510円2,160円
20㎠8,010円2,670円
30㎠9,510円3,170円
40㎠11,010円3,670円
50㎠12,510円4,170円
60㎠14,010円4,670円
70㎠15,510円5,170円
80㎠17,010円5,670円
90㎠18,510円6,170円
100㎠20,010円6,670円
110㎠21,510円7,170円
120㎠23,010円7,670円
130㎠24,510円8,170円
140㎠26,010円8,670円
150㎠27,510円9,170円
160㎠29,010円9,670円
170㎠30,510円10,170円
180㎠(上限)32,010円10,670円

* 令和4年10月1日から、75歳以上の方等で一定以上の所得がある方は、医療費の窓口負担割合が変わります。
* Vビームによるレーザー治療は単純性血管腫・苺状血管腫・毛細血管拡張症に限り保険適応となります。
* 保険診療ではおよそ3ヶ月に1回の照射となります。

Vビーム施術(自費診療の場合)

ナース施術

特徴:おだやかに、少しずつ改善させたい方。顔全体の赤みや、ニキビでの赤みが気になる方におすすめです。
治療間隔:2週間〜4週間に1度

施術価格
Vフェイシャル(全顔) 初回10,000円
Vフェイシャル(全顔) 1回15,000円
Vフェイシャル(全顔) 3回コース36,000円(1回当たり12,000円)
Vフェイシャル(下記から2パーツ選択)
鼻/両頬/おでこ/あご
10,000円
Vフェイシャル(2パーツ選択) 3回コース24,000円(1回あたり8,000円)
★ニキビ跡への追加ショット 1ショット1,000円

ドクター施術

特徴:最短のスピードで、しっかりと赤みを治療したい場合に最適です。
治療間隔:2週間〜4週間に1度

施術価格
全顔 1回30,000円
鼻 1回10,000円
頬/下顎/前額部 1回各 13,000円
鼻/頬/下顎/前額部より2パーツ選択20,000円
傷あと 1回(~3cm以内)11,000円

施術の流れ

1
診察

どのような赤みでお困りか話を伺い、レーザー治療が適しているかどうか診察いたします。
当日に施術を希望の場合には、空きがあれば施術可能です。

2
洗顔

パウダールームで洗顔を行なっていただきます。

3
麻酔

Vビームには強力な冷却機能があるため、大人の場合麻酔は不要です。
お子様の場合は痛みを緩和するため、局所麻酔を行うことがあります。

4
施術

患部にレーザーを照射します。
範囲によって異なりますが、おおよそ10~15分程度で終了します。

5
照射後

Vビーム照射後、炎症を抑えるクリームを外用します。
当日の入浴はお控えいただきますが、メイクや洗顔は当日より可能です。

6
ご帰宅

ご準備できましたらそのままご帰宅ください。

よくあるご質問

Vビームの保険適用と、自由診療の違いは何ですか?

Vビーム治療は、診断された症状によって保険適用の可否が決まります。Vビーム治療を保険適用で受ける場合は、次回照射可能なタイミングは3ヶ月後になります。照射は保険適用の症状のある部位のみとなります。

一方、自由診療では治療期間や照射範囲に制限がないため、患者さんのご希望や肌の状態に応じて柔軟な対応ができます。

Q、vビームの治療回数の目安は?

疾患名治療回数(目安)
毛細血管拡張症(赤ら顔)2 ~ 3回
赤ニキビ、ニキビ跡の赤み5回以上
赤色瘢痕、ケロイドの赤み5回以上
老人性血管腫(さくらんぼ状血管腫)基本 1回。サイズにより 2回
単純性血管腫(赤あざ)5回以上
尋常性疣贅2 ~ 3回
肌の若返り(こじわ、しみ、くすみ)3 ~ 4週間ごとに 5回以上(定期的)

* 治療回数には個人差がございます。

日常生活の制限

洗顔、メイク 当日から可能ですが、肌への負担を軽減するためお控えいただくことを推奨しております。
飲酒 施術当日の飲酒はお控えください。
シャワー 当日から可能ですが、湯船に浸かるのはお控えください。
運動 施術当日の運動はお控えください。
日焼け 再発や悪化を防ぐため、施術前後は日焼け止めや帽子などを使って紫外線対策を行ってください。

照射することができない方・医師と相談が必要な方

  • 妊娠中または授乳中の方
  • 肌に炎症や傷がある方
  • 日焼け直後の方
  • 光過敏症の方

副作用について

  • 痛み:照射時に輪ゴムで弾かれるような軽い痛みがあります。
  • 赤み:照射部位に一致して、赤みが生じます。3日程でうすくなります。
  • 浮腫:照射部位に一致して、むくみや軽度の盛り上がりが生じます。2日程で消えます。
  • 内出血:照射部位に一致して紫色の内出血の跡が生じた場合、2週間程で消えます。