一般皮膚科|保険診療
ニキビ(顔ニキビ、背中ニキビ)
監修:院長 下方 征 医師
(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医)
渋谷スクランブル皮膚科のニキビ治療では、抗菌薬の飲み薬や毛穴のつまりを改善する塗り薬から漢方まで、保険診療で処方できる幅広い薬を基本にしています。
保険で十分に良くならない場合は、飲み薬のイソトレチノインやレーザーのアビクリア、ニキビ跡の赤みにはVビーム、でこぼこにはダーマペン・ピコレーザーなど、自費診療も渋谷駅徒歩1分の同じクリニックで受けられます。
こんなときは、
ぜひご相談ください
「市販薬をいろいろ試したけれど、治らない」
「ニキビなのか酒さなのか、自分でも分からない」
「繰り返していて、赤みやボコボコの跡が残り始めた」
「塗り薬がなくなった。刺激が強くて途中でやめてしまった」
どれかひとつでも当てはまれば、それだけで受診の理由になります。どうぞお気軽にご相談ください。
当院のニキビ治療、
3つの特徴
渋谷スクランブル皮膚科は、保険診療の塗り薬・飲み薬・漢方から、自費のイソトレチノインやレーザー治療まで、渋谷駅徒歩1分の同じクリニックで対応しています。皮膚科専門医が診断をつけたうえで、今の状態に合った治療をご提案しています。
保険の薬からレーザー治療まで、
渋谷駅徒歩1分の同じクリニックで
まずは保険診療の塗り薬・飲み薬で治療します。それでも良くならない場合は、イソトレチノインの内服やアビクリア、ニキビ跡のレーザー治療などの自費治療へ。保険診療からレーザー治療まで、渋谷駅徒歩1分の同じクリニックで一貫して治療が可能です。
「治ったら終わり」にしない、
維持期の薬の使い分け
抗菌薬は耐性菌を防ぐため約3ヵ月以内が目安です。炎症が治まった後は抗菌薬を含まない塗り薬に切り替えて、毛穴のつまりを防ぎながら再発を抑えます。
まず診断をつけてから、
治療を決める
顔の赤いブツブツは、酒さ・ヘルペス・マラセチア毛包炎などニキビ以外の病気のこともあり、診断によって使う薬が変わります。ニキビかどうか分からない段階でも診察できます。
ニキビの原因は?
どんな種類のニキビがありますか?
ニキビの原因は、皮脂の増加と毛穴のつまりです。思春期以降、男性ホルモンの作用で皮脂が増え、毛穴に角栓がつまって皮脂が毛包内にたまることで生じます。
初期の「白ニキビ」「黒ニキビ」(面皰)から、アクネ菌が増えて炎症を起こす「赤ニキビ」、化膿した「黄色ニキビ」へと進みます。重症化すると、でこぼこしたニキビ跡が残ります。
+ ニキビができる仕組みをくわしくみる
ニキビは「アクネ」、「痤瘡(ざそう)」とも呼ばれ、思春期以降に多くの人にみられます。男性も女性も思春期以降、男性ホルモンの作用で皮脂腺から分泌される皮脂が増加し、毛穴(毛包漏斗)に角栓と呼ばれる角質が増加したものがつまることによって皮脂が毛包内(毛を覆う上皮組織の壁)に貯まってニキビを生じます。
この状態を「面皰(めんぽう)」または「コメド」と言い、初期の段階では「白ニキビ」と呼ばれる毛穴が閉じて小さい白いブツブツがみられ、毛穴に角栓がつまると皮脂が酸化して「黒ニキビ」とよばれる黒いブツブツがみられます。
面皰の中でアクネ菌が増殖すると炎症を起こして「赤ニキビ」(紅色丘疹)を生じ、さらに炎症が進行するとアクネ菌がリパーゼという酵素を産生して毛包を壊し、化膿した「黄色ニキビ」(膿疱)を生じます。重症化すると、袋状に盛り上がって腫れたり(囊腫性痤瘡)、かたくゴワゴワした病変(硬結)を生じて、炎症がおさまった後もデコボコしたニキビ痕が残ります。
渋谷スクランブル皮膚科の
保険診療で処方できるニキビの薬は?
急性炎症期の塗り薬には、毛穴のつまりを改善する薬から抗菌薬の塗り薬まで幅広い種類があり、デュアック、エピデュオ、ベピオ、ディフェリン、ゼビアックス、ダラシンT、アクアチムなどが推奨されています。炎症が強いときは、ビブラマイシン、ミノマイシン、ルリッド、ファロムなどの抗菌薬の飲み薬を併用します。
抗菌薬の飲み薬は耐性菌を防ぐため約3ヵ月以内が目安です。炎症が治まった維持期は、抗菌薬を含まないディフェリン・ベピオ・エピデュオに切り替えます。
渋谷スクランブル皮膚科では、塗りやすさ・刺激感・かぶれの既往・塗る回数を考慮して薬を選んでいます。

面皰と炎症に効く塗り薬
→ ニキビ治療の中心。急性期から維持期まで使う薬
デュアック/エピデュオ/ベピオ/ディフェリン
● 1日1回、夜に塗布。刺激が気になる方はニキビの部分から始めて範囲を広げる
● 使い始めの2週間〜1ヵ月は乾燥・刺激感が出やすい。保湿剤を先に塗るのがおすすめ
+ それぞれの薬の使い方をみる
①デュアック(1%クリンダマイシンと3%過酸化ベンゾイルの配合剤ゲル)
抗菌剤が配合されているため赤みのある急性炎症期を中心に使用する塗り薬です。赤みのある皮疹を中心に1日1回夜に塗布します。使用し始めてから1ヵ月以内に皮膚の刺激感、乾燥症状が出現することが多いので、ヒルドイドクリームなどの保湿剤を最初に塗布してから塗ることをお勧めしています。
②エピデュオ(2.5%過酸化ベンゾイルと0.1%アダパレンの配合剤ゲル)
赤みのある炎症性皮疹と面皰の両方に使用する塗り薬です。1日1回夜に塗布し、最初はニキビの皮疹を中心にピンポイントで塗布し、少しずつ塗る範囲を広げていきます。2週間以内に皮膚刺激症状、乾燥症状が出現することが多いので、保湿剤を最初に塗るのをお勧めしています。使い始めてから数日でひどい赤みとガサガサが出現する場合はアレルギー性接触皮膚炎が疑われますので使用を中止し、かぶれの治療が必要になることもあります。使用中は過度な紫外線は避けてください。妊婦、授乳中、12歳未満の小児の方は使用できません。
③ベピオ(2.5%過酸化ベンゾイルゲル)
面皰と赤みのある炎症性皮疹の両方に使用する塗り薬です。1日1回夜に全顔に塗布します。1ヵ月以内に皮膚の刺激感、乾燥症状が出現することが多いので、保湿剤を最初に塗布してから塗ることをお勧めしています。刺激症状が気になる方は、最初はニキビのある部位をピンポイントで塗布してから徐々に範囲を広げていく方法も有効です。数日でひどい赤みとガサガサが出現する場合はアレルギー性接触皮膚炎が疑われますので使用を中止してください。使用中は過度な紫外線は避けてください。漂白作用があるため衣服につくと脱色するので注意が必要です。
④ディフェリン(アダパレン・ゲル)
主に面皰に対して使用される塗り薬です。1日1回夜に人差し指の第一関節までの長さ分(0.5 g)で顔全体に塗布します。刺激感が気になる場合には面皰や赤みのあるニキビの部分のみにピンポイントで塗る方法もあります。使い始めの2週間は皮膚の刺激感、乾燥症状が出現するので、保湿剤を最初に塗布してから塗ることをお勧めしています。使用中は過度な紫外線は避けてください。妊婦、授乳中、12歳未満の小児の方は使用できません。

抗菌薬の塗り薬
→ 赤みのある炎症性のニキビに、洗顔後に塗る薬
ゼビアックス(1日1回)/ダラシンT(1日2回)/アクアチム(1日2回)
● ゼビアックスはローション、アクアチムは軟膏・クリーム・ローションから選べる
● アクネ菌の耐性化を避けるため、炎症が改善した維持期には通常、抗菌薬の使用は中止する

抗菌薬の飲み薬
→ 炎症が強いとき、塗り薬と併用
ビブラマイシン[ドキシサイクリン]/ミノマイシン[ミノサイクリン]/ルリッド[ロキシスロマイシン]/ファロム[ファロペネム]
● 耐性菌の出現を防ぐため漫然と長期には使用せず、おおよそ3ヵ月以内が目安
● 改善の有無を評価するため、数週間おきの再受診が推奨されている

漢方の飲み薬
→ 塗り薬・抗菌薬と併用する補助的な治療
荊芥連翹湯/清上防風湯/十味敗毒湯 など
● 急性炎症期・維持期のどちらでも、補助的な治療として使える
● 体質や症状に合わせて選択。保険診療で処方できる
保険の薬で良くならないときの
選択肢は?(自費診療)
保険の塗り薬・飲み薬で効果が乏しい重症・繰り返すニキビには、自費診療として皮脂腺そのものに働きかける飲み薬のイソトレチノイン、皮脂腺を標的にしたレーザー治療のアビクリア、ケミカルピーリング、アゼライン酸クリームなどの選択肢があります。ニキビ跡のへこみ・毛穴の開きには、オリディア(肌育注射)・ブレッシング・サブシジョン・TCAクロスも行っています。
渋谷スクランブル皮膚科では、保険診療で診察したうえで、症状の重さ・年齢・妊娠の可能性・通院できる頻度に応じて、どれが合うかを提案しています。

繰り返す重症ニキビに|飲み薬
イソトレチノイン(ロアキュタン)
重症のニキビや繰り返すニキビに、皮脂の分泌を抑え、皮脂腺そのものを小さくする飲み薬。欧米では標準的治療薬ですが、日本では保険適応外のため自費診療です。長期的な寛解を期待できる一方、開始時と1ヵ月後・増量時に採血検査を行い、女性は内服終了後半年間、男性は1ヵ月の避妊が必要です。
+ 注意点をくわしくみる
まれな副作用として肝障害や高脂血症がみられることがあります。内服後に顔、唇などのガサガサ、刺激症状を生じることがあるため保湿剤との併用をお勧めしています。妊娠中・妊娠の可能性がある方は内服できません。最終の服用日から6ヵ月間、献血はできません。女性は15歳以上、男性は18歳以上で身長の伸びがある程度おさまった方に処方しています。副作用の可能性がある内服薬のため、定期的な診察が必要となるお薬です。

飲み薬を使わずに|レーザー
アビクリア(AviClear)
皮脂腺を標的にした1726nmのレーザーで、飲み薬を使わずにニキビの原因である皮脂の分泌を抑える治療です。妊娠中・授乳中でイソトレチノインが使えない方や、飲み薬の副作用が心配な方の選択肢になります。当院では2025年2月より導入しています。
アビクリアの仕組み・回数・料金 ›
塗り薬で副作用が出る方・胸や背中に
ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴール)
保険の塗り薬で副作用が出てしまう方や、胸や背中など薬が塗りづらい部位に。酸が皮膚深部へ浸透するのを防ぎ角質層のみに作用するサリチル酸マクロゴールを使用しており、刺激症状などのリスクが少なく、肌の弱い方にも使いやすい方法です。飲み薬との併用も可能です。
1回 6,000円/6回 30,000円(2026年9月時点)

お子様・妊娠中・授乳中の方も
アゼライン酸配合クリーム
海外ではニキビの標準的治療薬のひとつ。赤い炎症のあるニキビから炎症後まで広く適応があり、10歳くらいのお子様から、妊娠中・授乳中の方でも使用できます。使い始めに一時的にわずかな刺激感が出ることがありますが、ディフェリンのような乾燥症状や発赤がなく使いやすいのが特徴です。
15g 2,180円(2026年9月時点)
ニキビ跡のへこみ・毛穴の開きには

ニキビ跡のへこみ・毛穴に|医師の手打ち注射
オリディア(肌育注射)
ポリ乳酸(PDLLA)とヒアルロン酸を組み合わせた注入製剤です。医師が細い針でへこみの部分に1か所ずつ注入し、肌の内部でコラーゲンの生成を促して、ニキビの凹み跡や毛穴の開きにアプローチします。注入後1〜2年かけてゆっくり吸収されるため、持続的な効果が期待できます。
+ 注意点をくわしくみる
腫れ・赤み・内出血が数日〜1週間程度みられることがあります。妊娠中・授乳中の方は受けられません。複数回の施術を前提とした治療で、1回で完結するものではありません。
ニキビ跡 1〜5箇所 10,000円/6〜10箇所 16,000円/顔全体 1回 80,000円(2026年9月時点)
オリディアの部位別料金・注意点 ›
ニキビ跡や毛穴に|ニードルRF+薬剤注入
ブレッシング(傾斜ニードルRF)
極細の針を皮膚に斜め45°に挿入し、針先から高周波(RF)の熱を加えながら、針の中を通してオリディアなどの製剤を注入する治療です。斜めに入る針が跡の下の線維性の癒着にも届くため(サブシジョン効果)、深いへこみの改善が期待できます。4〜6週間に1回、5回程度が目安です。
+ 注意点をくわしくみる
施術後は赤み・腫れ・点状出血・皮むけが1〜2週間程度みられることがあります。金属アレルギー・ケロイド体質・妊娠中・授乳中の方、炎症の強いニキビがある方は受けられません。施術前後5日はピーリング効果のあるニキビ治療薬やレチノール化粧品の使用を控えていただきます。
傾斜ニードルRF+オリディア 初回 60,000円/1回 75,000円/3回 202,500円(2026年9月時点)
ブレッシングの仕組み・製剤の種類・料金 ›深いニキビ跡に
サブシジョン(クレーター治療)
皮膚の下でニキビ跡を引きつれさせている固い線維組織を、針で切り離して陥没した部分を持ち上げる治療です。癒着が外れることと組織の再生により、凹凸を減らしてクレーターの改善を目指します。跡の深さや範囲を診察で確認したうえでご案内しています。
1㎠あたり 4,000円(4㎠から、最低 16,000円)(2026年9月時点)
サブシジョンの料金(料金表) ›狭く深い凹み(アイスピック型)に
TCAクロス(ニキビ跡の凹み治療)
高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)を、細く深く凹んだニキビ跡の底にだけピンポイントで塗布し、コラーゲンの再生を促して凹みを浅くしていく治療です。周りの皮膚には塗らないため、凹みの部分だけを狙って治療できます。数週間おきに複数回行うことが一般的です。
+ 注意点をくわしくみる
施術後は塗布した部分がかさぶたになり、1週間ほどで自然にはがれます。赤みや一時的な色素沈着がみられることがあります。凹みの形や深さによって向き不向きがあるため、診察で確認したうえでご案内しています。
凹み5個まで 11,000円/6個目以降 1個ごとに 2,200円(2026年9月時点)
TCAクロスの料金(料金表) ›ニキビ跡の赤みは治療できますか?
ニキビの炎症が治まった後に残る赤み(炎症後紅斑)は、治療の対象になります。赤みの正体は、拡張した細い血管が透けて見えている状態です。長く残る場合は、血管に反応する色素レーザー「Vビーム」で治療する選択肢があります。
数か月かけて自然に薄くなることもあります。保湿と日焼け止めで刺激と紫外線を避けることも、赤みを長引かせないために大切です。
渋谷スクランブル皮膚科では、赤ら顔・酒さ・ニキビ跡の赤みをVビームで治療しており、初診当日の施術にも対応しています。
当院の設備
色素レーザー
「Vビーム」
赤みの原因である血管に反応するレーザーです。
ニキビについて
よくあるご質問
症状・受診について
Q顔の赤いブツブツはニキビ?酒さ? 見分け方は?
顔のできもの・赤いブツブツは、ニキビ(尋常性痤瘡)だけでなく、酒さ、ヘルペス、マラセチア毛包炎などでも見られ、見た目はよく似ています。大きな違いは、ニキビには毛穴のつまり(白いブツブツ=面皰・コメド)があること。酒さには面皰がなく、頬・鼻・額の赤みやほてりが続くのが特徴です。
ただし、ニキビと酒さが同時に起きていることもあり、見た目だけでの判断は難しい場合があります。診断によって使う薬が変わります。
渋谷スクランブル皮膚科では、皮膚科専門医が診察で面皰の有無や赤みの範囲を確認し、それぞれの病気に合わせた治療を行っています。市販薬を続ける前に一度ご相談ください。
見分けの目安
(白・黒ニキビ)ある基本的にない
酒さと診断された場合、赤みに対しては保険診療の塗り薬・飲み薬のほか、自費診療のVビーム(赤み治療)やIPL光治療(ルメッカ)という選択肢があります。酒さの治療内容は各ページで説明しています。
Q肌のボコボコがニキビではない場合、何が原因?
「肌がボコボコしているのにニキビの薬が効かない」場合、原因は今できているニキビではないことがあります。多いのは、炎症が治まった後に残ったニキビ跡(瘢痕)、毛穴のつまり(面皰)、毛包炎、稗粒腫です。
ニキビ跡のでこぼこは塗り薬では改善しにくく、ダーマペンやピコレーザーフラクショナルなど別の治療が必要になります。どれに当たるかで対処が変わります。
渋谷スクランブル皮膚科では、診察でボコボコの正体を確認してから治療を提案しています。
今できているニキビの治療は次の項目から、ニキビ跡の治療は「ニキビ跡のでこぼこ・黒ずみは治療できますか?」をご覧ください。
Q顔以外にもニキビはできますか?
できます。ニキビは顔にできるイメージが多いですが、頭皮や胸、背中、おしり、腕などにも生じます。頭皮にできるひどいニキビは、膿瘍性穿掘性頭部毛包周囲炎と呼ばれる状態のものもあります。
渋谷スクランブル皮膚科では、体のニキビも顔と同じく保険診療で治療しています。
Q皮膚科に行くべきニキビは?診断はどうやってしますか?
次のどれかに当てはまれば、皮膚科の受診をおすすめします。赤みや痛みのあるニキビが複数ある/市販薬で2〜4週間様子を見ても増えている/同じ場所に繰り返す/跡が残り始めている。ニキビは保険診療の対象です。
顔の赤いブツブツはニキビだと思われがちですが、酒さや毛包炎などニキビ以外の皮膚疾患のこともあり、診断によって治療法が変わります。
渋谷スクランブル皮膚科では、診察で面皰の有無・炎症の程度・似た病気との区別を確認したうえで治療を決め、適切な治療を心がけています。
Q皮膚科のニキビ治療は保険が効きますか? 治療の流れは?
保険が効きます。ニキビの塗り薬・飲み薬による治療は保険診療の対象です。治療は、赤みや膿がある「急性炎症期」、炎症が落ち着いた後の「維持期」、ニキビ跡(でこぼこ・黒ずみ)の治療の3段階に分かれます。
通常は保険の塗り薬と飲み薬で治療します。保険で効果が乏しい重症・繰り返すニキビやニキビ跡には、自費診療の選択肢があります。
ニキビ跡について
Qニキビ跡のでこぼこ・黒ずみは治療できますか?
できます。でこぼこには、皮膚の再生を促す「ダーマペン4」と、ダウンタイムが短い「ピコレーザーフラクショナル」。黒ずみ(炎症後色素沈着)には「トレチノイン」「ハイドロキノン」の塗り薬を使います。
いずれも自費診療です。跡の種類と深さで治療が変わるため、診察で確認してからご提案します。
ダーマペン4
全顔 初回 15,000円非常に細かい針を真皮層まで到達させ、自然の治癒力でコラーゲンの産生を促して凹凸を改善させます。麻酔クリームを使用。施術後は赤み、ヒリヒリ感が1〜2週間ありますが、色素沈着のリスクが少ないことも特徴です。
ピコレーザーフラクショナル
全顔 20,000円皮膚の表面を傷つけずに、コラーゲン増殖と弾性線維の再生を促して肌質を改善させるレーザー治療。凹凸・毛穴の開きにも効果があり、ダーマペンに比べてダウンタイムが少ないのが特徴です。
ハイドロキノン・トレチノイン外用
ハイドロキノン 2,420円黒ずみ(炎症後色素沈着)に。ハイドロキノンはメラニンの産生を抑え、トレチノインは表皮の入れ替わりを促してメラニンを早く排泄します。2種類の併用も可能で、さらなる効果も期待できます。
料金は2026年9月時点
深いクレーターや引きつれのある跡には、オリディア(肌育注射)・ブレッシング・サブシジョン・TCAクロスという選択肢もあります。
ニキビ跡・毛穴の自費治療一覧と料金 ›治療中・生活について
Qニキビ治療で注意することはありますか?
いちばん大切なのは、治療を途中でやめないことです。自己中断すると元の状態に戻ったり、悪化したりすることがあります。
お薬によってはかぶれや炎症を起こすことがあります。気になる症状が出たときは、その都度ご相談ください。自費診療の内服薬では、副作用チェックのため定期的な血液検査が必要な場合もあります。
Qニキビを悪化させない生活・スキンケアは?
基本は5つです。1日2回のやさしい洗顔/洗顔後の保湿/日中の日焼け止め/睡眠不足と疲労を避ける/前髪がおでこに触れない工夫。
特定の食べ物がニキビの原因になるという医学的な証拠はなく、一律の食事制限は推奨されていません。
Q化粧品や洗顔で気をつけることは?
面皰を形成しにくく刺激性の少ないノンコメドジェニックな化粧品の使用が勧められます。毛穴がつまり皮脂が毛包内に貯まる状態が続くとさらに悪化しますので1日2回の洗顔が大切です。クレンジングや洗顔の際には、ゴシゴシと刺激するのは避けてください。皮脂が多い額と鼻を特に洗い、優しく泡立てるように洗って、ぬるま湯で洗い残しのないように行うことが勧められます。
Q乾燥や紫外線は関係しますか? 保湿剤と日焼け止めは大切?
肌が乾燥しているとバリア機能が低下して、毛穴に角質がつまりニキビができやすくなります。洗顔後は肌の水分が蒸発しやすいので保湿をすることが大切です。ニキビ治療の塗り薬の一部には乾燥しやすくなったり刺激症状がでやすくなるものもあり、そのようなときにも保湿は重要です。日光・紫外線はニキビの炎症を悪化させ、色素沈着を誘発させますので日中は日焼け止めを使用することも大切です。順番は、洗顔後に保湿を充分にしてから日焼け止めを塗り、メイクアップをすることが勧められます。
Q生理に関連して悪化しますか?
生理前は、黄体期(排卵から生理まで)で卵胞ホルモン(エストロゲン)より黄体ホルモン(プロゲステロン)が優位となり、皮脂分泌が高まりニキビが悪化します。ニキビが悪化しやすい生理前は特にニキビケアがとても重要となります。
Q避けるべき食べ物はありますか?
特定の食事がニキビの原因になっているという医学的な証拠はありませんので、偏った食生活でない限り、特定の食べ物を一律に制限することは推奨されていません。食物繊維なども含め偏食のないバランスの良い食生活を送ることをお勧めしています。
Qその他、生活で気をつけることは?
睡眠不足や疲労はニキビの炎症を悪化させます。疲労がたまるとスキンケアやニキビ治療もまめに行えなくなってしまうことがあり注意が必要です。おでこに触れるような前髪のヘアスタイルも悪化の原因となりますので、前髪をアップにするヘアスタイルの工夫をお勧めしています。勉強や運動、お仕事などが忙しくなかなかニキビ治療を実践できないでいる方も、生活に合わせたニキビ治療をご提案いたしますのでどうぞお気軽にご相談ください。
本ページの監修医
院長
下方 征
しもかた ただし
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医/
渋谷スクランブル皮膚科 院長
+ 経歴をみる
2004年に医師免許取得後、東京医科大学病院皮膚科に入局。同大学病院にて助教を務めるなど、10年以上にわたり大学病院レベルの皮膚科診療・研究・教育に従事。八王子医療センターでの地域中核病院勤務を経て、2022年に渋谷スクランブル皮膚科を開院。一般皮膚科のみならず美容皮膚科領域においても学術的根拠に基づいた診療を行っている。
COLUMN
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赤いブツブツ・ボコボコ、
まずは診察でご相談ください。
ニキビかどうか分からない段階でも診察できます。保険診療の診察のうえで、必要に応じて自費治療の選択肢もご説明します。
WEB予約お電話:03-6712-7375
渋谷駅徒歩1分/平日 11:00–14:00・15:30–20:00/土曜 10:00–13:30・14:30–18:00



